テレビ朝日系列の「秘湯ロマン」で、映枝さんが訪れた鉛温泉・藤三旅館。花巻駅から車で山あいへ進んだ先にある、まさに“秘湯”と呼びたくなる一軒宿です。
なかでも話題になるのが、深さ約130センチの立ち湯「白猿の湯」。足元から源泉が湧き出すという珍しい造りで、ただ浸かるだけでは終わらない温泉体験が待っています。
今回は、藤三旅館の歴史や魅力、見どころ、宿泊料金の目安、予約前に確認したいポイントまで、わかりやすくご紹介します。
鉛温泉藤三旅館とは?秘湯ロマンで注目された理由
花巻の山あいに建つ一軒宿
鉛温泉藤三旅館は、岩手県花巻市の山あいにたたずむ温泉宿です。花巻駅から車で約25分ほど。市街地からそれほど離れていないのに、周囲には木々と渓流が広がり、到着した瞬間から日常とは違う空気を感じられます。
温泉街の中心に複数の旅館が並ぶタイプではなく、静かな場所に一軒の宿が建つスタイル。だからこそ、秘湯らしい落ち着きがあるんです。にぎやかな観光地をめぐる旅より、宿で温泉と自然をじっくり楽しみたい人に向いています。
江戸中期創業の歴史ある温泉宿
藤三旅館の創業は江戸中期とされ、長い年月にわたって鉛温泉の湯を守ってきました。本館は総ケヤキ造りの三階建てで、木のぬくもりと重厚感が印象的な建物です。
館内を歩いていると、現代的なホテルとは違う、昔ながらの湯治場らしい雰囲気に出会えます。床のきしむ音や長い廊下も含めて、建物そのものが旅の思い出になるタイプ。歴史好きでなくても、思わず写真を撮りたくなるはずです。
映枝さん出演の「秘湯ロマン」で紹介
「秘湯ロマン」では、映枝さんが旅人として藤三旅館を訪れ、歴史ある本館や白猿の湯、川沿いの露天風呂などが紹介されました。映像で見た立ち湯の深さに驚いた方も多いのではないでしょうか。
番組をきっかけに興味を持ったなら、まず知っておきたいのは、ここが観光用に整えられた温泉施設ではないということです。昔ながらの入浴作法や時間帯があり、宿の雰囲気も含めて楽しむ場所。そこを理解して訪れると、より深く魅力を味わえます。
藤三旅館の歴史と温泉の魅力をじっくり解説
名物「白猿の湯」は深さ約130センチの立ち湯
藤三旅館を代表する温泉が、白猿の湯です。浴槽の深さは約130センチあり、一般的な温泉のように座って入るのではなく、立ったまま湯に身をゆだねます。
さらに特徴的なのが、浴槽の底から源泉が湧き出していること。お湯が上から注がれる様子を見る温泉はありますが、足元から湧く温泉はかなり珍しいものです。底の感触や湯の流れを感じながら入るため、少し不思議な浮遊感を味わえます。
白猿の湯にまつわる伝承
鉛温泉には、白い猿が傷を癒やしていた場所を人が見つけたという伝承があります。こうした山の湯らしい物語が、温泉名の由来にもつながっているといわれています。
もちろん、伝承をどう受け止めるかは人それぞれです。ただ、深い山の中で湯が湧き、長く人々に利用されてきた歴史を思うと、名前にも土地の記憶が込められているように感じますよね。温泉に入る前に由来を知っておくと、ひと味違う気分で湯浴みを楽しめます。
泉質と源泉かけ流しの楽しみ
藤三旅館の泉質は、ナトリウム・カルシウム―硫酸塩泉と案内されています。浴槽によって温度や雰囲気が異なるため、ひとつの湯船だけでなく、館内の浴場をめぐる楽しみがあります。
川沿いの露天風呂も源泉かけ流しで、季節ごとの景色を眺めながら入浴できます。木々の緑、涼やかな風、雪景色。温泉の魅力はお湯だけではなく、周囲の自然と一緒に味わってこそなんです。長湯をする場合は、無理をせず水分補給も忘れないようにしましょう。
宿泊前に知りたい見どころと館内の過ごし方
本館の風格ある建物を歩いてみる
本館は、総ケヤキ造りの三階建て。木材を生かした外観と館内のたたずまいは、写真で見る以上に存在感があります。新しい設備が整った宿とは違い、長い歴史を感じる空間です。
客室から浴場へ向かう廊下、階段、窓の外に広がる渓流。移動の途中にも見どころがあるので、急いで部屋と風呂を往復するだけでは少しもったいないかもしれません。館内を歩く時間そのものを、旅館の魅力として楽しんでみてください。
混浴の白猿の湯には利用時間を確認
白猿の湯は混浴ですが、女性専用の時間帯も設けられています。混浴に慣れていない方や、落ち着いて入りたい方は、チェックイン時に利用時間を確認しておくと安心です。
立ち湯は足が届かない人もいる深さです。浴槽へ入る際は手すりなどを利用し、急に動かないようにしましょう。小さなお子さんや身長が低い方は、無理に入らず、ほかの浴場を選ぶことも大切です。
別邸「十三月」と食事も選択肢
より現代的な滞在を希望するなら、本館に隣接する別邸「十三月」も候補になります。ベッドタイプの客室で、すべての部屋に客室風呂があると案内されています。
別邸の宿泊者も本館の浴場を利用できるため、歴史ある湯殿と快適な客室の両方を楽しめるのが魅力です。食事では、岩手県産の食材を使った和の創作料理が用意され、いわて牛や三陸の海の幸など、山あいの宿らしい内容も味わえます。
温泉だけでなく、食事を旅の目的にしたい方にも向いています。
料金の目安と予約から宿泊までの手順
日帰り入浴と宿泊料金の目安
公開されている案内では、日帰り入浴料は1,000円、宿泊は素泊まり1泊8,875円からとされています。ただし、料金は客室タイプ、食事の有無、曜日、季節、予約プランによって変わるため、予約時点の公式情報を確認してください。
本館と別邸では設備や過ごし方が異なります。安さを重視して本館の素泊まりを選ぶのか、客室風呂やベッドのある別邸でゆったり過ごすのか。予算だけでなく、旅の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
予約前に確認しておきたいこと
まず、宿泊日と人数を決めたら、公式サイトなどで空室と料金を確認します。次に、本館・別邸のどちらに泊まるか、食事を付けるか、入浴したい浴場の利用条件をチェックしましょう。
特に確認したいのが、白猿の湯の入浴時間と混浴に関する案内です。女性専用時間の有無だけでなく、清掃時間や季節による変更がないかも見ておくと安心です。冬に車で向かう場合は、道路状況や装備について宿へ問い合わせておくと、当日の不安を減らせます。
当日の持ち物と楽しみ方
タオル類や洗面用具は宿の案内に従い、必要に応じて持参します。立ち湯に入る場合は、滑りにくい履物や、浴場内で使えるタオルの扱いも確認しておくとよいでしょう。
到着後は、食事の時間を確認してから、明るいうちに館内や周辺を歩くのがおすすめです。夕食前にひと風呂、夜にもう一度、翌朝に川の音を聞きながら入浴。時間を詰め込みすぎず、何度も湯に入る過ごし方が藤三旅館にはよく合います。
鉛温泉藤三旅館に関するよくある質問
Q1. 藤三旅館はどこにありますか?
岩手県花巻市の鉛温泉にあります。花巻駅から車で約25分が目安です。山あいの一軒宿なので、公共交通機関や送迎の利用可否、冬季のアクセス方法は予約前に確認しておくと安心です。
Q2. 白猿の湯は誰でも入れますか?
白猿の湯は混浴ですが、女性専用の時間帯もあります。利用時間や入浴方法は変更される可能性があるため、到着時に最新の案内を確認してください。
また、深さが約130センチある立ち湯です。足元に不安がある方やお子さんは、無理をせず、ほかの浴場を利用するほうが安全です。
Q3. 宿泊料金はいくらですか?
案内上の目安では、日帰り入浴が1,000円、宿泊は素泊まり1泊8,875円からです。ただし、これは固定料金ではありません。食事付きプラン、客室タイプ、利用人数などで変わるため、予約時に総額を確認しましょう。
映枝さんが「秘湯ロマン」で訪れた鉛温泉藤三旅館は、歴史ある建物、足元から湧く立ち湯、渓流沿いの露天風呂がそろう個性豊かな宿です。料金や利用時間を事前に確認し、急がず湯と建物を味わう旅にすると、番組で見た魅力を自分のペースで体験できます。
