テレビで積善館が紹介されると、「あの赤い橋の宿に行ってみたい」と思った方も多いのではないでしょうか。
2026年2月27日放送の「マツコ&有吉かりそめ天国」では、群馬県の四万温泉にある積善館が登場し、日本最古の木造湯宿建築とされる本館や、昔ながらの湯治体験が注目されました。
ただ、積善館は写真で見るより、実際に歩いてこそ魅力が伝わる宿なんです。この記事では、番組で話題になったポイントから館内の過ごし方、宿泊棟の選び方、アクセスまで、初めて訪れる方にもわかりやすく紹介します。
積善館とは?四万温泉を代表する歴史ある宿
四万温泉の自然に抱かれた温泉旅館
積善館があるのは、群馬県吾妻郡中之条町の四万温泉です。山あいを流れる四万川のせせらぎと、豊かな木々に囲まれた温泉地で、にぎやかな観光地というより、静かに心と体を休めたい人に向いています。
温泉街を歩いていると、現代的な建物の中に昔ながらの旅館や商店が残っていることに気づきます。その中でも積善館はひときわ存在感があり、赤い橋の向こうにたたずむ姿は、まるで映画のワンシーン。到着した瞬間から旅の気分を盛り上げてくれます。
日本最古の木造湯宿建築とされる本館
積善館の本館は、現存する日本最古の木造湯宿建築といわれ、重要文化財にも指定されています。古い建物というだけではありません。柱や梁、階段、客室のつくりからは、長い時間をかけて人々がここで湯治をしてきた歴史が感じられます。
館内を歩くと、少しきしむ床や低めの天井など、今の旅館とは違う趣に出会えます。便利さを重視したホテルとは別の魅力ですよね。静かに館内を見て回るだけでも、タイムスリップしたような気分を味わえます。
「千と千尋の神隠し」のモデルの一つとも
積善館は、映画「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のモデルの一つともいわれています。もちろん公式に一つの建物だけがモデルと決められているわけではありませんが、赤い橋や夜の照明、川沿いに連なる建物を眺めると、そう感じるのも納得です。
特に夕方から夜にかけては、昼間とは雰囲気が大きく変わります。写真を撮るなら昼の明るい時間、幻想的な景色を楽しむなら日没後。時間帯で表情が変わる宿なんです。
番組で注目された積善館の温泉と館内の魅力
昔ながらの湯治を感じる「元禄の湯」
積善館を訪れたら、まず体験したいのが「元禄の湯」です。大きな窓から自然光が差し込む浴室に、いくつかの湯船が並ぶ独特の造り。一般的な温泉旅館の大浴場とは違う、歴史的な空間になっています。
湯船ごとに温度の感じ方が異なるため、無理をせず、入りやすい場所から楽しむのがおすすめです。熱い湯が好きな方も、ぬるめでゆっくり温まりたい方も、自分のペースを見つけやすいでしょう。
浴室の奥には、温泉の蒸気を利用する蒸し湯もあります。現在のサウナとは趣が異なり、昔の入浴文化を思わせる設備です。利用方法や利用可能な時間は、現地の案内を確認してくださいね。
本館・山荘・佳松亭、それぞれの違い
積善館には、大きく分けて本館、山荘、佳松亭の三つのエリアがあります。本館は歴史的な建物と湯治宿らしい雰囲気が魅力。できるだけ昔ながらの積善館を感じたい方にぴったりです。
山荘は、歴史を感じる趣と落ち着いた宿泊空間のバランスが特徴です。そして佳松亭は、より現代的で上質な滞在を楽しみたい方に向いています。客室や食事、館内サービスの雰囲気も異なるため、予約前に宿泊棟を確認しておきましょう。
温泉だけでなく、建物そのものを楽しむ
積善館の魅力は、温泉の成分や浴槽だけにあるのではありません。廊下を歩く、窓から川を眺める、階段を上り下りする。そんな何気ない時間に、宿の歴史がにじんでいます。
豪華な設備を次々に使うというより、館内の空気をゆっくり味わう宿です。スマートフォンを置いて、建物の音や外の風景に目を向けてみると、普段の旅行とは違う満足感が残るかもしれません。
宿泊棟と過ごし方の選び方を徹底解説
歴史を最優先するなら本館
「積善館に来たからには、歴史ある建物に泊まりたい」という方は、本館を候補にするとよいでしょう。湯治棟としての面影が残り、華やかさよりも素朴な風情を楽しむタイプの宿泊空間です。
ただし、客室の設備や造りは現代的なホテルとは異なります。段差や音の響き方などが気になる方は、予約時に客室の詳細を確認しておくと安心です。古さを不便さではなく魅力として受け止められるか、ここが選択のポイントになります。
落ち着きと快適さを両立するなら山荘
山荘は、積善館らしい歴史の雰囲気を感じながら、落ち着いて過ごしたい方に向いています。家族旅行や夫婦旅行など、「昔ながらの宿に泊まりたいけれど、快適さも欲しい」というケースで選びやすいでしょう。
客室タイプによって広さや眺め、設備が異なるため、人数だけで決めないことが大切です。食事会場や浴場までの移動距離も、足腰に不安がある場合は事前に問い合わせておくと、当日をより安心して楽しめます。
特別感を求めるなら佳松亭
佳松亭は、積善館の中でも現代的な雰囲気があり、ゆったりとした滞在をしたい方に好まれています。番組で紹介されたプレミアムスイートのように、広さや眺望、温泉付き客室を重視したい方にも選択肢になるでしょう。
佳松亭の宿泊客が利用できる「ラウンジ井筒」では、菓子や飲み物などを自由に楽しめます。本館の歴史散策と、佳松亭の上質な休息を組み合わせる。そんな過ごし方ができるのも、積善館ならではです。
積善館へのアクセスと失敗しない訪問手順
電車とバスで向かう場合
公共交通機関を利用する場合は、まずJR中之条駅を目指します。駅からは四万温泉方面へ向かう路線バスを利用し、終点付近から積善館へ歩く流れが基本です。
バスの本数や運行時間は季節や時期によって変わることがあります。特に帰りの便は、到着後すぐに確認しておくと安心です。大きな荷物がある方や冬の訪問では、歩きやすい靴と防寒具も忘れないようにしましょう。
車で向かう場合のポイント
車なら関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジなどから、四万温泉方面へ向かいます。山道やカーブが続く区間もあるため、ナビの到着予定時刻だけで判断せず、休憩を含めた余裕のある計画がおすすめです。
積善館周辺は温泉街らしい細い道もあります。駐車場所や利用方法は宿泊棟によって案内が異なる可能性があるため、予約完了後に公式案内を確認してください。冬季は道路状況が変わりやすく、チェーンなどの備えが必要になる場合もあります。
予約から当日までの流れ
まずは本館、山荘、佳松亭のどこに泊まりたいかを決め、客室と食事の条件を確認します。公式サイトでは宿泊棟ごとの情報が掲載されているため、料金だけでなく、浴場、食事、館内設備も見比べてみてください。
次に、チェックイン時間、交通手段、駐車場、食事のアレルギー対応などを確認します。到着したら館内を散策し、明るいうちに赤い橋や周辺の景色を楽しむ。その後に元禄の湯へ向かうと、積善館を無理なく満喫できます。
積善館に関するよくある質問とまとめ
Q1. 日帰りで温泉を利用できますか?
日帰り利用の可否や対象となる浴場、受付時間は、営業状況によって変わる場合があります。訪問前に公式サイトのお知らせを確認するか、電話で問い合わせるのが確実です。
Q2. どの宿泊棟を選べばよいですか?
歴史と湯治宿らしさなら本館、落ち着きと快適さのバランスなら山荘、特別感や現代的な設備を重視するなら佳松亭が目安です。迷ったときは、旅行の目的と同行者の希望を先に整理すると選びやすくなります。
Q3. 周辺で一緒に楽しめる場所はありますか?
四万温泉の温泉街散策や、四万川沿いの景色を楽しむのがおすすめです。季節によって景観が変わるため、散策時間を少し長めに取り、宿だけでなく温泉地全体を歩いてみてはいかがでしょうか。
「マツコ&有吉かりそめ天国」で紹介された積善館は、豪華さだけを競う宿ではありません。日本最古の木造湯宿建築とされる本館、歴史を感じる元禄の湯、そして山荘や佳松亭の異なる過ごし方。ひとつの宿で、いくつもの旅の表情に出会えます。
住所は群馬県吾妻郡中之条町四万甲4236、電話番号は0279-64-2101です。宿泊や日帰り利用の最新情報、交通案内は変更されることもあるため、予約前に公式サイトで確認してから出かけてください。
テレビで気になったあの景色を、次はご自身の目で味わってみませんか。
