長野県松本市の山あいに、知る人ぞ知る温泉宿があります。その名も「扉温泉 明神館」。2026年1月31日放送の「朝だ!生です旅サラダ」では、井上芳雄さんが松本の旅の途中で訪れ、その独特の温泉と静かな空間が紹介されました。
なかでも印象的だったのが、森を目の前にして湯に浸かる「立ち湯」です。普通の温泉とは少し違う、自然と一体になるような入浴体験。今回は、扉温泉 明神館とはどんな宿なのか、客室や料理、実際に訪れる際のポイントまで、番組で紹介された魅力を中心にお伝えします。
扉温泉 明神館とは?井上芳雄さんが訪れた老舗温泉宿の基本情報
標高1,050mの国定公園内にある宿
扉温泉 明神館は、長野県松本市入山辺にある温泉旅館です。標高約1,050mの山あいに位置し、周囲には豊かな森と渓谷が広がっています。街なかの観光宿というより、日常から少し離れて静かに過ごすための宿、と考えると雰囲気が伝わりやすいかもしれません。
住所は長野県松本市入山辺8967、電話番号は0263-31-2301です。客室数は44室。宿の開業は1931年で、長く湯治場として親しまれてきた歴史があります。建物の中に入った瞬間から、山の中にある宿ならではの落ち着きを感じられそうですよね。
「旅サラダ」で紹介された松本の旅
井上芳雄さんが出演した「朝だ!生です旅サラダ」では、松本城や松本民芸家具に触れられる場所、クラシックギターの工房など、松本らしい文化を巡りました。その旅の中で紹介されたのが、扉温泉 明神館です。
松本市街地の歴史や工芸を楽しんだあと、山の中の温泉宿へ向かう流れは、とても松本らしい旅の組み立て方。にぎやかな観光の時間から、静寂の中で過ごす時間へ切り替わるんです。井上さんが立ち湯から眺める景色も、この宿の大きな見どころでした。
ミシュランガイドにも選ばれた宿
扉温泉 明神館は、2025年10月に発表された「ミシュランキーホテル2025」でセレクテッドホテルに認定されています。これは、宿の滞在環境やサービス、個性などが評価されたものです。
もちろん、評価だけで宿の印象が決まるわけではありません。ただ、温泉、客室、食事、周辺の自然を含めて、宿泊そのものを楽しみたい人から注目されている理由の一つとはいえそうです。
明神館の名物「立ち湯」へ。森と温泉が一体になる魅力
自然を正面に感じる「雪月花」
扉温泉 明神館を語るうえで外せないのが、立ち湯「雪月花」です。名前の通り、浴槽の中では立った姿勢で湯に浸かります。深さは約120cmあり、座って入る一般的な温泉とは違った目線で、目の前の森を眺められるのが特徴です。
湯船の先に広がるのは、わさび沢の渓谷と木々の景色。視界を大きく遮るものが少なく、まるで浴場そのものが森へ開かれているように感じられます。雪の季節には白く静かな風景、緑の季節には生命力のある森。訪れる時期によって表情が変わるのも魅力ですよね。
館内には趣の異なる三つの浴場
明神館には、立ち湯の「雪月花」のほかにも、空や山を眺める寝湯「空山」、檜の大浴場「白龍」があります。それぞれ趣が異なるため、一度入って終わりではなく、時間を変えて入り比べる楽しみがあります。
泉質はアルカリ性単純泉です。一般的に言われている情報として、肌あたりが比較的やわらかい泉質とされますが、感じ方には個人差があります。無理に長湯をせず、水分を用意しながら、自分のペースで楽しむのがよさそうです。
早朝や夕方に味わいたい静けさ
温泉の魅力は、設備だけではありません。山の宿では、朝の鳥の声や夕方の空気、夜の静けさそのものが旅の思い出になります。立ち湯も、日中とは違う時間帯に入ると、景色の印象ががらりと変わるでしょう。
ただし、利用時間や入浴方法は宿泊時の案内に従う必要があります。撮影の可否や入浴時間も含め、現地のルールを確認しておくと安心です。自然を眺める温泉だからこそ、静かに過ごす心遣いも大切なんです。
客室と食事も見逃せない。明神館で過ごす贅沢な時間
湯治を現代的に楽しむ「然」シリーズ
明神館の客室には、湯治をコンセプトにした「然(ぜん)」シリーズがあります。昔ながらの湯治というと、長期間滞在して体を休めるイメージがありますが、こちらは現代の旅人が心地よく過ごせるような、落ち着いた空間として設けられています。
客室タイプによっては、半露天風呂や温泉付きの浴室を備えた部屋もあります。大浴場へ行く時間を気にせず、部屋でゆっくり湯を楽しめるのは大きな魅力。何度も温泉に入りたい人や、周囲を気にせず過ごしたい人に向いています。
和の情緒と洋の快適さを備えた客室
「お鷹棟」や「青龍棟」には、和の落ち着きと洋の過ごしやすさを組み合わせた客室があります。部屋によってはマントルピースを備えており、冬には暖炉の火を眺めながら過ごせることも。
明神館の客室は、窓の外の景色も大切な要素です。山の緑や雪景色を一枚の絵のように眺められる部屋なら、部屋にいる時間そのものが観光になります。予定を詰め込まず、読書や会話を楽しむ旅にもぴったりではないでしょうか。
信州の食材を生かした夕食
夕食は、信州の食文化を味わえる日本料理のコースのほか、ナチュレフレンチ「菜」も用意されています。日本料理では、旬の素材や出汁を生かした料理が中心。フレンチでは、野菜をはじめとした素材の持ち味を楽しむ構成が特徴です。
料理に合わせて、信州の日本酒やワインを選ぶのも楽しみの一つ。食事の内容や選択肢は宿泊プランによって異なる場合があるため、予約時に確認しておきましょう。朝食後は、ラウンジ「サロン1050」でコーヒーを飲みながら読書をする時間もおすすめです。
扉温泉 明神館への行き方と宿泊を楽しむための手順
まずは希望する滞在スタイルを決める
明神館を予約する前に、どんな時間を過ごしたいのかを考えておくと、客室選びがしやすくなります。温泉を中心に楽しみたいのか、料理を重視したいのか、それとも部屋で静かに過ごしたいのか。ここが決まると、旅の組み立てがぐっと具体的になります。
温泉付き客室を選ぶ、食事は日本料理かフレンチかを確認する、眺望や館の位置を問い合わせる。このひと手間が、滞在の満足度を左右することもあります。料金や空室状況は変動するため、公式サイトや予約サイトで最新情報を確認してください。
松本市街地と組み合わせて旅を作る
松本駅周辺や松本城を観光してから、扉温泉 明神館へ向かうプランは相性がよいでしょう。松本城はもちろん、民芸家具や喫茶店、工芸店などを巡れば、山の温泉だけではない松本の魅力も味わえます。
番組ではクラシックギターの工房も紹介されました。音楽や工芸に興味がある人なら、こうした場所を旅程に加えるのもおすすめです。ただし、工房や店舗は営業日・見学方法が異なるため、訪問前に連絡を入れておくと安心ですよ。
連泊なら食事と温泉をじっくり味わえる
時間に余裕があるなら、連泊も選択肢に入ります。1泊だけでは、チェックインして温泉に入り、食事をして眠るだけで終わってしまいがちです。連泊なら、朝の立ち湯、周辺の散策、ラウンジでの読書など、宿の魅力を急がず楽しめます。
夕食の料理ジャンルを変えられるかどうかは、予約時に確認しておきましょう。また、山間部の宿なので、季節によって道路状況や服装にも注意が必要です。冬に訪れる場合は、防寒具と移動時間の余裕を忘れないようにしたいですね。
扉温泉 明神館についてよくある質問
Q1. 扉温泉 明神館はどこにありますか?
A. 長野県松本市入山辺8967にあります。松本市街地から山あいへ入った場所にあり、自然に囲まれた静かな環境が特徴です。電話番号は0263-31-2301です。
Q2. 立ち湯は日帰りでも利用できますか?
A. 日帰り入浴の可否や利用時間は、時期や宿の運営状況によって変わる可能性があります。宿泊者向けの浴場利用を基本に、訪問前に公式サイトや電話で確認するのがおすすめです。
Q3. どんな人におすすめの宿ですか?
A. 景色を眺めながら温泉に入りたい人、静かな環境でゆっくり過ごしたい人、信州の料理や日本酒を楽しみたい人に向いています。観光スポットを次々に巡る旅よりも、宿に滞在すること自体を目的にした旅と相性がよいでしょう。
まとめ
井上芳雄さんが「朝だ!生です旅サラダ」で訪れた扉温泉 明神館は、標高1,050mの自然の中で温泉、客室、食事をじっくり楽しめる老舗宿です。なかでも、森を正面に望む立ち湯「雪月花」は、明神館ならではの特別な体験といえます。
松本城や工芸、音楽を巡る旅と組み合わせれば、松本の文化と山の静けさを一度に味わえます。次の長野旅行では、観光地を急いで回るのではなく、扉温泉 明神館で何もしない時間を予定に入れてみてはいかがでしょうか。
